平成17年度の主な研究テーマ 

試験研究の重点目標

 森林の各種公益的機能の持続的発揮と再生産可能な資源である木材の利用促進を図り、環境と調和した林業・木材産業の振興を目指し、次の6つを重点目標として研究に取り組んでいます。

(1)多雪地帯における森林の公益的機能の解明スギ冠雪害

1.ナラ類集団枯損の被害対策に関する技術開発
2.スギ花粉総合対策に関する調査と技術開発

(2)森林の多様な機能に着目した育成管理の推進

1.ボカスギ林、カワイダニスギ林等の施業技術の高度化
2.里山二次林の再生及び育成に関する技術開発

(3)中山間地域における特用林産物生産の推進

シイタケ等の廃菌床を利用したヤマブシタケ栽培技術の開発


(4)県産材・北洋材の品質保証と高機能製品への利用推進上:中越地震 下:制振装置(ダンパー)

1.機能性薄膜を転写したボカスギ内装材の開発
2.廃食用油からの木材保存剤の創製と国産材エクステリアの高耐久化

(5)富山の気候・風土に適した木造建築物の開発

県産スギ材を活かした積雪、地震に強い住宅工法の開発

(6)木質資源循環利用の推進

1.保存処理建築廃材のリサイクル利用法の開発
2.木質廃材のエネルギー及び炭化利用技術の開発



   
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